本日から、教育実習です。
登校が、8:30までなので、
高校時代のように、すぐいけるならよかったのですが
引っ越していて、そうでも無いので、6:30に起きて、向いました。
着いて、事務室に挨拶をすると、
なんと、演劇無事時代に仲良くなった、施錠をしておられる
おじいさんが、まだいました。
即行で、話し込んでしまった。
午前中、1,2時限目はオリエンテーションと題した時間がありました。
まず、校長先生から一言。
次に、教頭先生から(生徒との触れ合いが、実習の鍵を握るという話)
次に、教科担当(先生二人は、特に話すこと無いな、と困惑していた)
次に、教務の先生(体育祭があり、後半は文化祭の準備で半ドンという話)
最後、進路指導の先生(相手が不快感を感じるような服装は控えるようにという話)
僕としては、教頭、校長先生以外は、高校生時代から存じ上げている先生方で、
(生徒会と部活で職員室に出入りしていたせいですが)
だいぶ、質問等がしやすかったという印象です。
教科担当の先生が、クラス担任と同じ方で、
「僕のクラスはちょっと特殊で、両親の離婚の関係で、
学校辞めないといけないかもしれない子が、2人いるんです」
とのこと。
僕が行った高校は、僕の時代もそうだが、家庭に事情がある生徒が多い。
底辺校の特色か。家庭に事情があると、勉強も落ち着いてできないだろうに。。。
次の時間は、数学科準備室で少し、一緒にする教育大の彼と談話。
同時に、数学科の先生方と、談話。
(転勤されて来て)初年度の先生方ばかりで、
まだ、この高校になじめていない様子。
教育大の彼は、小学校に就職希望で、
なぜか(教育大の仕組みなのか)高校に実習に来ていました。
教育大生にもかかわらず、ものすごいやる気のなさ。
研究授業に、大学の先生が来るらしいのですが、
それを、すごくいやがっていました(そりゃそうだけど)
全般として、数学準備室で、大学での勉強の話をすると、
場がしらけるという感じ。
(この件に関しては、ノーコメント)
次の時間、御付の先生の授業見学。
僕の時代と変わらず、授業開始の区切りが見えにくい
(僕の時代の方がましだったかな)
以前やった、関数の割り算を、プリントでやりましょうという話。
「せんせーわからへーん」
「なにそれー」系の発言多数。
化粧やりまくりーの、だべりまくりーの、立ちあるきーの
相変わらず、先生は説教くさい。
生徒に対しての注意の仕方が、僕のときと全く同じなのは面白かった
説教している間に、どっかから「せんせーわからへーん」
が飛んできて、答えてくれないと、すねて勉強しないといった感じ。
上記は全て女子。非常に元気
男子は比較的おとなしい。
印象としては、かまってほしい感じを受けた。
親の愛情が足りない可能性があると思う。
ひきこもりの原因にもなっているらしいし
ただし、このクラスは、たち歩くが、教えあっている。
つまり、できた子が、やることがなくなって、
誰かに絡みに行っている。
(先生は、他の生徒の相手と授業進行で注意どころじゃない)
これは意外な発見だった。
生徒自身には、勉強する気はあるらしい。
全く手立てが無いというわけでもないという感じがした。
換言して、こちらのやり方によっては、授業が成立する可能性さえあると思えた。
(そんな簡単にできないだろうけど)
後ろの席で、ぽんぽんを裂いて、作っている生徒がいた。
授業は、自分で解かず、写すだけ。
何度も目があって、微笑みかけられたが、少々困惑。
人間関係ができていないので、注意はやりにくいといった印象。
たまりかねて
「ずっとそれいじっていると、僕、注意せなあかんくなるで」
といった。彼女は苦笑い。
時々やめて、勉強しようとするのか、
そうといって、またビニール紐を裂いていた。
授業中、うまく発問をした時はざわめきが収まった。
演習から授業っぽいことになると、同様に収まる。
これはうまく使いたい
お昼休みに職員室で紹介された。
「みんな仕事やりながら聞いて」という感じ
忙しいのでしょう。
お昼が食べれなかったので、
少し遅れて食堂へ。
相変わらずの食堂。オッチャンも同じ。
カツカレーが320円。これは大学の食堂より安い。
しかも、肉がしっかりとした肉(薄皮じゃなくて、ちゃんと厚みがある)
一人で食べました。
次からは、生徒に紛れ込む予定。
そういえば、僕が生徒会長の時代に始まった、
昼休みと多分(午前授業の合間)の弁当販売が、されていた。
同様の、教室時計もちゃんとあったし、
これは嬉しいものだ。
職員室へよると、仲のいい物理の先生が、
これから、授業を見に行くとの事。
お邪魔させてもらった。
この授業は、かなり下手。というより、計画の粗さが随所に見えた。
運動量の話。
第一、物理現象の話をしているのに、
現象→理論 または
理論→現象 のどちらでもなく
運動量保存が成り立つとして、
衝突後の運動量を、方眼紙に書いたベクトルで考えて見ましょう
という話。
これは本末転倒。
単に、計算を扱っているだけで、物理をやっていない。
あまりにもひどい。
二回目の御付の先生の授業。
こちらは、先ほどに増して、女子がうるさい。
「せんせー彼女いんのー」
「下の名前なんて読むん」
「せんせーいくつー」系
様は、僕がいじられた。
苦笑いで、特に答えず。
答えると、確実に増徴する。
立地上、廊下近く、後方の生徒としか、
係わり合いが持ちにくい。
ちょうどそこにいた、仲良しの
男子と、女子。
女の子は、僕の気を引こうと、(というか、近くで質問できるからかもしれないが)
ぼくに質問。
「わからへーん」と先生にも言っているが、
ちょっと考えると、すんなり解いている。
彼女につられて、彼が僕に質問。
ちょっとした間違いを指摘していると、
結構面白そうに解いていた。
彼は、もしかしたら、数学を楽しむセンスがあるかもしれない。
彼女は、僕が、何度も彼の質問に答えて、
付きっ切りになるのが不満らしい。
僕自身も経験あるが、不公平に感じるのだろう。
(実際は彼女は解ける問題は全て解いているのだが)
前のクラスでもいたが、さっさと解いてしまって、
黙って、いる女の子がいた。
この学力差が、難しいのだろう。
何かしてあげたい。
そのままホームルームへ。
これはもうグダグダ。
先生が話している途中に生徒が抜け出し始めて、
先生もこのあと用事がある(下記)ので、
まとまりの無い感じ。
四散したと、言う最悪なパターンの終わり方。
掃除を手伝う。
めんどくさそうにしていたが、
黒板をきれいに掃除した。
(彼女らは途中で帰ったけど)
次から、きれいにしたくなることを願って、
とってもきれいに、黒板をしておいた。
終わって、遅刻者のペナルティ「草むしり」へ
ここで、僕の御付の先生が来た生徒のチェックをしていた。
そこいらで、適当にむしっていると、
生徒と話をすることができた。
この生徒は、45分掛けて電車を乗ってきているらしい。
おかげで、遅刻が9回分のペナルティ20分草むしり
彼は、「俺もっとやってんけどな」と話していた。
自覚はあるらしい。
目覚ましを4つ鳴らしても、起きれないという彼。
よくあるパターン。
草をむしっていて、草がかわいそうといっていた。
また、ごみとなって焼却される、草がもったいないといっていた。
僕は、草達に、ここは人間の住むところやから来たらあかんって教えてる
といったが、それでもという感じだった。
とてもいい感性をしている。
ぜひ、環境問題の話をしてあげたかった。
しかし時間オーバー
草むしりが終わって、クラブへ覗きに行った。
どうも、僕の噂が出回っているらしく、
僕の5つしたの部の後輩が、僕を見に、
遊びに来ていた。
色々と話したが、彼の時代が一番華やかだった様だ。
同好会の立ち上げで、何も知らない所から始めた僕からすると、
うらやましい話だ。
目を輝かせて、僕の時代の話を聞いていた。
本当に熱心に、演劇をやっていたのだなと感心した。
基礎練習に付き合う。
かなり久しぶりの練習で、胸筋をつった。
しかし、意外と腹筋背筋30回、側筋15回は、できた。
しかし、体は硬い。柔軟は久しぶりはだめだ。
発声。
声は久しぶりでも出るもんだ。(風邪ひいててのどが痛かったはずだけど)
簡単なセリフ練習で、せりふを間違えた。
これは、5年ぶりだからというご愛嬌。
嬉しいことに、随所随所、僕が部に持ち込んだ基礎練習が入っている。
まだ残っていることに、心から嬉しく感じた。
今の部の状態は、ただの仲良しこよしなのか、
結構やってるのか、まだ見極めれない。
それまでは、口出し厳禁としようと思う。
部活指導といっても、2週間では限界がある。
いい形で、育ってほしいものだ。