2010/12/22

夢から覚めて

昨日の忘年会は愉しかった。同窓からの電話も嬉しかった。お陰で幸せな夢を見た。小学校の時、友達の家で遊んでいるような感覚だ。彼の家族と、ふざけて笑い合っていた。目が覚めてきて、彼らが長屋暮らしだった事に気づく。そういえば、その事を気に止めて遊んだことがなかた。

実際に、高校時代、まともにバイトをしてなかったし、むしろその事が、手持ちの金を彼等より少なくさせていた。今思うと、彼らは今僕がしてるように、大学にきて大学院に通うなど、簡単にできる境遇ではなかった。高校まで付き合ってきた友人のほとんどがだ。夢見心地がだんだん覚めてきた。

両親は、地方公務員で、共働きである分いささか豊かであったかもしれないが、父が貯蓄に当てていたため、日常がそれほど豊かであったわけではなかった。お陰で誰かの病で家が傾いたりもなかった。僕の貧乏性はここから来ている。

明らかに、出自のお陰で今がある。一方、その事をほとんど意識せず、暮らしてきたことに驚く。そう接してくれた彼ら親友たちにも。それが日本という国なんだろう。

僕は今、自らの出自を当てにすることでしか、僕自身、簡単には到達し得なかったであろうところまで来ている。田原総一郎が「日本の大学生はエリート意識が無さすぎる」といったとき、そんな自負がなんの役に立つのかと思ったが、そういった事でなかったことに、気づかされた朝だった。

もちろん出自だけで大学院生までになって研究を等という甘い世界ではない。だが、引きこもりや、2年の浪人は経験したが、境遇には幸い恵まれていたと思う。今日も美味しい珈琲を淹れることが出来た。幸せな一日を始めよう。

2010/12/12

今年は!!!

今年のおすすめアルバムはコチラ!!

Ella wishes you a Swinging Christ-Mas / Ella Fitzgerald & Frank De Vol Orchestra(1960 Verve HI-FI)



ちょっと、泥臭いというか、Jazzの遊びが入ってて
なれない人には抵抗感があるかもしれないけど、
Jazzのアルバムとしては外せないアルバムです。

元気一杯に歌ったかと思えば、
しっとりと歌ってたり、
最後の Frosty, the Snowmanなんぞは、
原曲が確か、テープの早回しで独特の音を出していたのをもじって
高い声で歌ってみたり。

人の真似をするのが大好きなエラらしいアルバムです。
今年はハッピーなクリスマスをいかがでしょうか?