本日は、履修し忘れて今頃履修して、
恐ろしくつまらない目にあっているコンピューター演習と、
吉光研のランダウ統計のランダウ理論ゼミでした。
っていっても物理系以外の人にはぴんと来ませんねw
えっと、物理のゼミってどんなのかと言いますと、
輪講といって、順番にゼミの担当があって、
教科書を読んできて、前で発表
というものです。
一見、文系となんら変わらないと思うでしょうが、
発表=数式の証明&物理的解釈
をする必要があります。
ちなみに、教科書は沢山の要素を含んでいるため、
とってもわかりにくく、証明の理解だけでも大変です。
物理的解釈は、年季が入れば入るほど磨きがかかるようなもので、
僕らみたいなぺーぺーには恐ろしく大変な仕事です。
最後に出てきた式をじっくり眺めて、他の分野と関連付けたり、
意味づけたりするのが、解釈なのですが、
僕が、どんなにがんばっても、いつも吉光先生(指導教官の先生・ちなみに来年退官)
にケチョンケチョンにされてしまいます。
ランダウの教科書は、物理のバイブルとも呼べるような崇高な教科書で、
他の教科書に載っていないようなお宝が、ザクザク埋まってます。
恐ろしいほどに理路整然としていて、一章飛ばして読もうなどと、甘い考えを持つと、
こっぴどくやられてしまいます。
つまり、そこココにあそこで書いたでしょってのを書かれて、(しかも丁寧な説明も無い)
おまけに、あの時述べたことは、こういう風に捉えることも出来るから。。。
等と、十分に理解していないと、ついていけないような高級な話をされます。
それでもランダウの教科書が素晴らしいのは、
ふと感じてしまうたくさんの疑問に答えてくれていること と
あらゆることに、十分な考察と理論付けを行っていて、より深い理解が得られる 事です。
但し、1セクションをしっかり理解しながら読むのに、3,4時間じっくりかけないと、読み落としが出ますし、さらに、疑問に思ったことを式をいじって考えようものなら、丸一日次の日をつぶしちゃいます。
教科書を開く時に、思わず正座したくなるほどの恐ろしさです。
ちなみに、ゼミでは1セクションを(先生の突っ込みに耐えうるほど)十分理解して、
整理してから、発表しないと、とってもいじめられます。
ですから、ゼミが終わったら、とってもぐったりとしています。
いい勉強になっているのは確かなんですがね。。。