千代延さんが授業でカバーしたのは、もっとコンパクトでした。授業では扱われませんでしたが、妹(某国立2年)は積分因子を習っていました。(テクニカルですね)
僕もそう思います。千代延先生の扱い方のほうが、見通しが効いて、わかりやすかったと思います。ただ、この分野の特徴かもしれませんが、どうもこういう場合はこうと、事例を一つ一つ挙げている気がして、全体が見渡しにくい気もします。積分因子は、完全微分方程式(授業ではやってない)の一般解を求める7章でやりました。けど、具体的過ぎて判りにくい気がします。一年生の時にやってくれたらもう少し力学の勉強が楽になったのにとも思うのですが。。。千代延先生が、ベッセル関数(球や円状の境界値を持つ、波動方程式[ベッセル方程式]の一般解)の教科書を求めている時に、自然科学者のための数学概論 寺沢寛一 という、恐ろしく古い本を紹介してくれました。(初版が昭和9年)かなり詳しく、わかりやすいのですが、何せ古過ぎて、字が読みにくい。古書の値段を見てみると、なるほど年代によって格段に差がついています(4千円~千円台)。みんな読めないんですね。ちなみにこの本、寺沢先生のお師匠さんが、書いたノートを基にしている様で、つまり明治初期から数学の教鞭をとっていた方が書かれたノートに基いているということになります。昔の日本人は本当に恐ろしい。きっと湯川先生や、朝永先生も手にしたことでしょう。日本の科学界を支えた一冊かもしれません。
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2 件のコメント:
千代延さんが授業でカバーしたのは、もっとコンパクトでした。
授業では扱われませんでしたが、妹(某国立2年)は積分因子を習っていました。(テクニカルですね)
僕もそう思います。
千代延先生の扱い方のほうが、見通しが効いて、わかりやすかったと思います。
ただ、この分野の特徴かもしれませんが、どうもこういう場合はこうと、事例を一つ一つ挙げている気がして、全体が見渡しにくい気もします。
積分因子は、完全微分方程式(授業ではやってない)の一般解を求める7章でやりました。けど、具体的過ぎて判りにくい気がします。一年生の時にやってくれたらもう少し力学の勉強が楽になったのにとも思うのですが。。。
千代延先生が、ベッセル関数(球や円状の境界値を持つ、波動方程式[ベッセル方程式]の一般解)の教科書を求めている時に、
自然科学者のための数学概論
寺沢寛一
という、恐ろしく古い本を紹介してくれました。(初版が昭和9年)
かなり詳しく、わかりやすいのですが、何せ古過ぎて、字が読みにくい。
古書の値段を見てみると、なるほど年代によって格段に差がついています(4千円~千円台)。
みんな読めないんですね。
ちなみにこの本、寺沢先生のお師匠さんが、書いたノートを基にしている様で、つまり明治初期から数学の教鞭をとっていた方が書かれたノートに基いているということになります。
昔の日本人は本当に恐ろしい。
きっと湯川先生や、朝永先生も手にしたことでしょう。
日本の科学界を支えた一冊かもしれません。
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