2007/03/18

東京に行ってきた

大学院選びの一環として、
東京大学の総合文化学部(元教養学部)広域科学専攻の熱統計理論の福島先生と、
筑波大学の第一類、物理の有光先生にお話を聞いてきました。

福島先生とは、午前10:30に待ち合わせをしていて、
家から、東大の駒場まで、軽く4時間はかかるので、
朝5時起き、6時の電車に乗りました。

京阪から、京都駅に行くルートは、二つで、
一つは近鉄を使った乗り換え。
もう一つは、東福寺でのJR奈良線への乗り換え。

新幹線に乗る場合、JR線は、タダになるので、
当然、東福寺経由で乗り換え。

そうすると、見事に伏見稲荷で乗り換えずに下車。
あの時は、駅の地図に、JR稲荷があったから、完全に勘違いしていた。

無事 京都駅到着。
少し時間があったので、一本早い(といっても十数分しか違わない)新幹線に乗りました。

睡眠

品川駅到着。
環状線、京王線で東大駒場着。

ざっとみて1時間ほど早い。

散策

売店はいたって普通。本屋は11時に開くからお預け。
建物は、とてもきれいなものと、古くレトロなものが入り混じった感じ。

少し、自分を落ち着かせるため、勉強。

時間になったので、訪問。

先生の研究から始まり、質問をしていくと、
どうしても僕の興味がある、非線形、カオス系の話になってしまう。
最終的には、これからどういう風に、研究室訪問をしていったらいいかという、
非常に失礼な話をしていた。

様は、興味が合わないなという話。

しかし、気は非常にあったので(と僕は思っている。。。)
気さくに、色々と話すことができたし、僕が考えていることに、
色々と意見も頂いた。

とっても為になった感じ。

終えて、食堂で昼食。

食べたけど、これまた普通。
まぁ、同じ生協だから変わることは無いんだけど。

同じ建物の、パスタの店、行っとけばよかったかな。。。

移動。

京王→環状線→地下鉄(東京メトロ)→つくばエクスプレス

東京メトロを、地下鉄の一つの線だと勘違いし、多少戸惑う。

どうせなら、新しい、大江戸線に乗りたかった。

つくばエクスプレスは、駅に着いた感想が、大阪で言うモノレール。

建物はきれいだけど、人は少ない。運賃が高い。
実は、この道筋の時間。1時間半ほどかかっている。

理由は筑波大が、茨城にあることに尽きる。
全然知らなかった。。。(恥)

つくばエクスプレス、片道運賃1000円なり。
びっくりするほど、田んぼが広がっていた。

つくば駅から、周回バス乗り場に迷う。
右回りと左回りを、逆に乗り、大学で迷う。

広くて複雑。

建物と建物の間隔が狭くて、大きな道もあまり無いから、
とっても迷う。

散々迷って、目標の第一類B棟に到着。
とおもったら、先生の部屋が無い。物理系の研究室はあるのに。。。
おかしいと思って、その建物を少し探索。

良くわからないから、外に出てみる。

もう一度地図を見て、たどり着いたのは、もう少し古い建物。
良くみたらここも第一類B棟がある。
ここはB~Eまでが、くっついていて、良くわからない構造。
研究のしがいのある建物で、先生の部屋を発見。
まだ2時間ほど早いので、戻って、どっかで待つことに。

外に出る前に、地図を見て頭を整理していると、
おばさんが、「大丈夫?迷ってない?」
と、声を掛けてくれた。僕は、
「もう大丈夫です、だいぶ迷いましたけど。。。」と返答。

先ほどの建物に行くと、総合・・・B棟 と書かれている。
う~ん。

食堂のほうに行って、ジュースでも飲もうかと行くと、全部閉まってた。
おまけに、今日は入試らしく、食堂にすら入れない始末。

疲れが出ていて、頭が少し痛いのに。。。

仕方ないから、外のベンチでごろ寝。

当然、安眠などとはほど遠い。

図書館も、カードがなくて入れないので、入り口近くで読める新聞を読んでいた。

約束は確か5:30分から

5時になって、少し早いが、先生の部屋へ。

先生が、入ってすぐ「迷った?」と聞いてきた。
僕は「はい、だいぶ」と答えたが、後でこの真意がわかることに。

先生の研究をお聞きしたいんですがというと、
ウンといった後、目をきらきらさせて、微妙な間。。。。

しばらくして、機関銃の様な先生のトークが始まった。
こちら側の疑問を聞くタイミングを殆どくれない。

一生懸命についてゆき、疑問に感じた所を何とか覚えておいて、聞くのがやっとだった。
十分消化して、質問したとはとてもいえない。

先生の研究は、僕の関心にとても近かった。

内容は、散逸系の量子力学、量子コンピュータ、乱流である。

すべてカオスが関わっていて、マルチフラクタル理論といった独自の理論系を用いて、
場の量子論の空間の相転移(これがあまり良くわからない)をうまく表現。

常電導が超伝導に変わるとき、ゲージを変えて、今の量子力学では扱っているのだそうだが、
このゲージ変換をしなくて良いというのが、先生の理論。

理論体系には、幾何をふんだんに盛り込み、分類にもまた数学を導入して、
かなり新しい物理という雰囲気は感じられた。

だが、ここでも非線形を使って、粒子の時間変遷を追いたいという僕の、興味とは、
ほんの少しだが様相が違う。

少し落ち着いてから、先生に
量子論は場の理論として考えると、実際には粒子自体を扱っていなくて、
場のみを扱っている。だから、実際に、粒子がどう振舞ったかではなくて、
どんな風に振舞いうるのかという確率でしか、その演算が現れないのではないか
という疑問をぶつけてみたが、返答は無い。(嫌われてしまったらしい)

先生は、自分の理論を用いて、新しいことを発見することに今は夢中なようで、
それもいいが、何か、100%先生を受け入れられないものを感じた。

帰りはつくばエクスプレス→秋葉原→環状線→新幹線→JR奈良線→京阪→自宅。

到着は12時。

長旅だった。

2 件のコメント:

  1. 過密スケジュールですね。
    それにしても、学生との話に付き合ってくれるだいぶ親切な教授だったのですね。
    研究室選びをしたいのはやまやまですが、まだ自分がさほど勉強していない事(将来勉強したい分野)を教授に話をするのは、分かっていない所を突っ込まれそうで不安です。
    (ユタカさんのように教授が一方的に話してくれた方が、楽ですよね。)

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  2. 二人目の有光先生は、携帯電話がしきりに鳴っている中のお話でした。好きなことだから、話すのは楽しいようです。

    僕自身は、突っ込んでもらうと、勉強の方向性がついて、いいと思うんですが、それよりも心配しているのは、人間関係です。

    数年間、ずっとその先生の元でお世話になるわけですから、人間関係が作れないのは、不幸極まりないと思います。研究分野は、修士を抜けてからでも遅くないと思いますし。

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