日本が生んだ偉大な物理学者、
湯川秀樹と朝永振一郎の偉業と、生涯を辿る記念展が
京都大学総合博物館で執り行われていたので、行って来ました。
二人は、高校、大学と一つ違いの同窓で
共にいいライバルであったようです。
湯川は非常に優れた直感で先を見通し、
朝永は綿密な計算によって優れた成果を上げたと伝えていました。
彼らが導き出した方程式や、そのノートを見ていると、
非常に身近に感じることが出来ました。
また、理研でのエピソードは非常に羨ましく感じました。
のびのびとした自由な雰囲気の中、積極的な討論をし
新しい物理を語り明かした様などは、
生きているうちに、一度でいいから経験したいと思います。
また、世界連邦政府樹立への活動もまた、
物理を愛する人間としての湯川、朝永の姿を感じられた気がします。
今回の展示会で感じたのは、
非常に素晴らしい物理学者だと思うよりも、
非常に羨ましい学者人生を歩んでこられているなという気持ちです。
二人のようにノーベル賞を受賞したいなどと大それた事は、思いませんが、
彼らのように、人生を物理にささげたいとは、強く思います。
二人のように、物理への愛を潤沢に注ぎ込んだ人生は、
本当に僕が、歩みたい人生なのかも知れません。